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1986年、「コクがあるのにキレがある」アサヒ生ビール発売。 |
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“コクキレビール”のヒットにより、アサヒビールの出荷数量は前年比約11%増。 |
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■1987年3月17日、スーパードライ誕生。 |
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1987年3月17日、世界初の「辛口・生ビール」アサヒスーパードライが、市場に第一歩を記した。 |
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■市場からの大反響 |
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当初は首都圏限定販売で100万ケースの売上見込みだったが、発売と同時に大反響を呼び(2週間で20万ケース)、各地区の発売を早めた。結果、初年度売上が100万ケースあれば大ヒットと言われていた時代に、1,350万ケースと驚異的な売上を達成。 |
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■競合各社の反応 |
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スーパードライのヒットに対して競合各社は「夏場だけの商品」「酎ハイブームを支えていた若者・女性が支えているにすぎない」「味覚的にも水っぽく、日本人には合わない」という分析を対外的には発表。しかし、翌年各社が“ドライ商品”を投入。スーパードライが消費者ニーズを的確に捉えていた商品であることを各社が認めていたことがわかる。 |
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■1988年、“ドライ戦争”勃発。 |
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スーパードライのヒットに追随すべく、競合各社は立て続けにドライビールを発売。マスコミの注目が高まり、“ドライ戦争”として世間がにぎわう。1988年のドライビール市場規模は1億5,000万ケースと市場全体の34%にまで及ぶ。スーパードライは、その半分の7,500万ケースの売上を達成。それから後、競合ドライビールは軒並み売上を激減させ、ドライ戦争はスーパードライの勝利に終わった。 |
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■1989年、1億ケース突破。 |
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発売3年目にして、ついに1億ケースを突破。スーパードライが新時代のビールの主流に。競合各社は戦略を転換したが、スーパードライの伸びはとどまらず。 |