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近年、お客さまの商品を選ぶ目はいっそう厳しくなっているといえます。ビールについても、味・鮮度といったビール本来の「品質」「機能」を重視する傾向が強まっています。「品質の高いブランド」や「機能のはっきりしたブランド」への集中化は年々進んでおり、「定番」と呼ばれる上位5ブランドが占める比率はますます上昇しています。またお客さまのライフスタイルが多様化する中、あらゆる生活シーンにマッチする「ファッション性」も、最近のビール選択の重要なポイントになってきています。これまでの定番だった“家庭でのお風呂上がり”や“仕事帰りの居酒屋”だけでなく、さまざまなシーンにかっこよく飲める、ファッショナブルなスタイルも求められるようになってきました。 |
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そして、現在の社会環境では、「品質・機能・ファッション」に加えてよりリーズナブルさを感じさせる「価格」、いかに環境負荷を少なくしていくかの「環境対応度」も、商品を選ぶ重要な基準と考えられます。そこで、「品質」「機能」「ファッション」「価格」「環境」の5つを、コンセプト設定の重要なキーワードとして、商品開発の際の骨組みとすることになったのです。 |
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新しい飲用スタイルの提案:「缶ビール感覚で、びんからダイレクトに飲むスーパードライ」。めざしたのは、品質・機能性・ファッション性を兼ね備え、価格パフォーマンスが高く環境に配慮した全く新しいタイプのびんビール商品ということです。びんビールは潜在的ユーザーともいうべき隠れた人気を持っていること、リサイクルの観点からリターナブルびんが見直されていること、また、びんは何度も回収・再利用できるため、缶に比べて「価格パフォーマンス」が高いことといった多くのアドバンテージを持っています。これらのアドバンテージを活かし、現代のスタイルにマッチさせた形状にアレンジし、「品質」だけでなく「機能性」と「ファッション性」を付加して新しい容器として提案することで商品選択の幅を広げました。こういった考えのもとで設定されたコンセプトが「缶ビール感覚で、びんからダイレクトに飲めるスーパードライ」なのです。 |
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商品がめざしたものは「缶ビールの良さとびんビールの良さを兼ね備えた新ジャンルの容器」です。缶の良さとは「手軽さ」であり、びんの良さは「おいしさ感」「かっこよさ」「リーズナブルな価格」。そこで新しい商品は、次のような4つの特徴を持つ新感覚のびんビールであることをアピールすることにしました。 |
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ダイレクトに飲むことが似合う特徴のあるボトルデザイン。
いつでも気軽に飲めるジャストサイズの容器。 |
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栓抜き不要で缶ビールのように手軽に開けられる
イージーオープンキャップを採用。 |
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びん全体をシュリンクフィルムで包み込んだ機能的なフルシュリンクラベル。これまでのびんビールにはない斬新なデザインを実現。 |
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何度も再利用できるリターナブルびん。長期的な容器コストの削減で、ほぼ同量の缶ビールよりも約30円お得な価格。 |
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商品設計を進めていく過程で最も困難を極めたのが「フルシュリンクラベル」の採用です。びんビールでフルシュリンクラベルを使った製品が国内になく、食品や化粧品を参考にしました。ところが、環境への配慮からフィルム素材もリサイクルできることが必要だったものの、なかなか思ったようにフィルムが縮まず、工場に戻ってきた後にラベルを剥がす行程も考えなければなりませんでした。半年以上のトライ&エラーの結果、最適なフィルム素材(PET)とフィルムの肉厚、収縮温度を発見し、なんとか実用化にこぎつけました。このフルシュリンクラベルにはファッション性アップの効果だけでなく、今までのびんビールの弱点を補う次のような新しい機能も備えているのです。 |
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びん全体をフィルムで包み込むことにより、
ビールの大敵である日光を99%遮断。 |
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ほこり・汚れなどから飲み口をカバーし、
安心してダイレクトに飲める。 |
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万が一、びんが割れても飛び散らない。 |
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「スタイニー」とは、陶器ジョッキを意味する英語「stein(スタイン)」を基にした造語。ジョッキからビールを楽しむように、あらゆるシーンで、びんからダイレクトに飲んでいただくことをイメージしてネーミングされました。 |
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